おせち料理の定番 数の子の作り方

おせち料理の定番とも言えるメニュー、数の子。
こりこりとした食感が魅力的で、多くのファンがいるおせち料理ですが、初めての方でも作ることは難しくありません。
おせちの数の子を作る際には、このように作っていきましょう。

まずは、材料を用意していきます。
数の子(塩蔵)200グラムに対して、だし汁150ミリリットル、薄口醤油大さじ2杯、酒大さじ2杯、みりん大さじ二分の1杯を使っていきます。
これにお好みで、かつお節と、唐辛子を適量入れていきましょう。

数の子は塩加減がポイント

まずは数の子の塩抜き処理をしていきます。
そのままではとてもしょっぱくて使うことができませんので、塩抜きをしっかりと行ないましょう。
たっぷりの水につけて、一日程度そのまま放置すればOKです。

半日ほど塩抜きが終わったら、実際にちょっとだけ食べてみて、ほどよい塩加減かどうか確認をしてみてください。
半日の時点でそこまで塩気が抜けていなければそのままつけておき、既にちょうど良い状態であれば、塩抜きはそこでストップします。
塩抜きの水は、途中で交換すると、綺麗に塩を取ることが出来ます。

次に、数の子との薄皮、白い膜を取り除いていきます。
強く引っ張るのでは無く、指で優しくめくり取るように取り除きましょう。
これで数の子の下処理は完成です。

数の子が終わったら、味付けタレを作成していきます。
鍋に調味料を全て入れて沸騰させたら、鰹節をひとつまみ加えたら、弱火でじっくり火を通していきましょう。
2~3分ほど火を通したら、こし器でこして、タレは完成です。
輪切り唐辛子を好みで加えても、また違った味わいを楽しむ事ができるでしょう。

タレの荒熱が取れるまで待つ必要がありますので、数の子の塩抜きをしている段階で、タレを作っておいて、下処理が終わったら、冷めたタレに漬け込んでいくと良いでしょう。
塩抜きをした数の子をタレにつけこんでいき、一日ほどそのまま放置をしたら完成です。
味がすぐにはなじみませんので、しっかりとつけ込む時間を作りましょう。

つけ込みをする際には、キッチンペーパーなどで落としぶたをした状態で、つけ込んでください。
そうした方が、上までしっかりと漬ける事ができます。

しっかりと味がしみこんだら、包丁で一口サイズに切り分けて器に盛り、鰹節をサッと振りかけたら完成です。
見た目も中身も非常に優しい数の子ができますので、おせち料理としても、普段のおかずとしても、重宝するでしょう。

少し日持ちをするものの、冷蔵庫保管をしないと一気に傷みますので、十分注意をしてください。
長時間漬ければ漬けるほど味がしっかりと奥までしみこみますので、おすすめです。