御節料理を出す時にある場合が結構あるニシンの昆布巻きがあります。
これの作り方をまず説明していきます。

調理前の準備

ニシンの昆布巻きの材料は、ニシンが4本、昆布50g巻くためある程度巻きやすい昆布を用意、カンピョウが20gこれは巻いた昆布を固定するために使用するのである程度長く細いものが良いです。
調味料として塩小さじ1、酒150ml、みりん大さじ2、砂糖大さじ4、醤油大さじ4が基本的な材料になります。
何かしら工夫をする場合は変わるのでよく考えて材料を確保してください。

下ごしらえにニシンを米のとぎ汁につけて1晩起きます。
その際にニシンの調理をしておくことが重要で、ヒレやエラは切り落とし水洗いをしましょう。

次に昆布の幅を揃えて切り、昆布の汚れを取り、水に30分漬けます。
ある程度柔らかくなったら出します。
水は昆布のエキスが出ているのでそれを取っておくようにしましょう。

カンピョウも水で濡らして塩揉み、柔らかくするために水に10分漬けます。
そしてある程度のサイズに切ります。
あまり細かく切ると固定できないので注意しましょう。

ニシンの昆布巻きの作り方

下ごしらえが終わったらいよいよ昆布巻きを作ります。
昆布の水滴を取りつつ、ニシンをのせて昆布で巻きつけていってください。
昆布の厚さによっては二枚使用してある程度硬さを作って巻きます。
その時にギチギチにし過ぎないようにしましょう。

次に、カンピョウで昆布巻きを結びます。
この時に出来るだけ解けないようにしましょう。
調理中に解けてしまうと中身が出てしまい失敗することになります。

次に圧力鍋を使っていきます。
ニシンの昆布巻きを並べて昆布のエキスが入った水を入れていきます。
この時に調味料を入れていきます。

煮立ってきたら中火のまま10分程度煮込みます。
灰汁が出てきたその灰汁を取るようにしましょう。
圧力鍋の蓋をして強火で圧をかけて圧がある程度かかったら弱火にして8分加熱します。

大体良い感じになったら火を止めて圧が下がるまで待ちます。
圧が下がったら蓋を開けて中火にして煮汁が半分くらいになるまで加熱します。
ある程度加熱したら完成です。

取り敢えずこれがニシンの昆布巻きの作り方となっています。
他にも様々な作り方がありますので、それを使っても良いです。

ニシンの昆布巻きの御節上の意味について

このニシンの昆布巻きの御節料理としての意味としては、「こんぶ」は「よろこぶ」に通ずるとして縁起の良い食べ物です。
また、「子生」と書いて子孫繁栄の願いも昆布巻きの意味となります。
それをカンピョウで結んでいるので、とても縁起の良い食べ物として御節料理として出てくるのです。

ちなみにニシンは数の子の卵です。
ニシン(二親)は卵が多く子供が沢山出来るという意味も持っているので、ニシンの昆布巻きは子孫繁栄にとても良い縁起の良い食べ物となっています。