難しければ一品だけでも

年末年始に、御節料理を作ろうと計画するものの、難しくて断念してしまう人は少なくないのではないでしょうか?
もちろん、何の技術も情報も無ければ御節料理を作る事が出来ません。
したがって、御節のレシピは大変重要になります。

御節はレシピがないと、料理の得意な人でも作るのは大変です。
そのため、今までに御節料理を作ったことのない方もたくさんいると思います。
更に現代社会においては、年末まで仕事をしている方も多く、ただでさえ忙しい時期に御節料理を作るのは大変な事だと思います。
たとえ一品でも作る事が出来れば一味違ったお正月を過ごすことが出来るかもしれません。

御節料理のルール

御節料理は、重箱に詰めて出すのがルールです。
重箱は、四段重ねが基本となっています。
今日では、三段重ねのものも普及しています。
一つの重箱に盛る品数は、三、五、七、九の奇数にしなければいけません。

重詰めの形式には、「市松」、「七宝」、「八方」、「段取」、「升詰」、「隅取」といった形式があります。
関東地方では隙間なく詰められるのが通常で、関西地方ではゆったりと間を空けて詰められていました。
現在では、関西地方の御節料理も隙間なく詰められて販売されるのが主流となりました。

御節料理は、その土地によって特色があり、入れる品や形式が微妙に違います。
したがって、自分の住んでいる土地ではどの形式に当てはまるのかを知っておく必要があります。

御節料理に入れるもの

御節料理の基本的なものは、「祝い肴三種(三つ肴、口取り)」、「煮しめ」、「酢の物」、「焼き物」です。
先述の通り、地域によって、御節料理に入れるものは異なりますが、全国的に共通しているのは、「黒豆」、「数の子」といったものがあります。

「黒豆」の作り方を、例に挙げてみましょう。
材料として、「黒豆」、「醤油」、「砂糖」を用意しておきます。
あらかじめ、「黒豆」をたっぷりの水に一晩つけておきます。
その「黒豆」を煮込み、豆が煮えたら別の鍋に煮汁を取り、「醤油」と「砂糖」を入れます。その合わせ汁に「黒豆」を入れて、弱火でじっくり煮ると「黒豆」の完成です。

御節料理デビュー

「黒豆」や「田作り(ごまめ)」など一品でも作ることが出来るようになれば、立派に御節料理デビューです。
あとは自分の好きなものを買い足すだけで、立派な御節料理が出来上がります。
お正月を少しでも豪華にするために、御節料理を作ったことのない方はトライしてみてはいかがでしょうか。