海外でもおせち料理は食べているの?

日本と全く同じようなおせち料理という物は、当然ながら海外では食べられていません。
ですが、おせち料理のように、新年を祝うために、パーティーや、様々なイベントを行なう傾向があります。

国によっても異なりますが、例えばアメリカなどのキリスト教圏の国の場合は、クリスマス休暇から新年を迎えるまで一気に休日を取り、お正月分もクリスマスに盛り上がります。
そのため、七面鳥やクリスマスケーキなどが、日本で言うところのおせち料理に匹敵すると言えるでしょう。
また、フランスではブッシュドノエル、ブラジルではプディングなど、クリスマスケーキとはちょっと違うスイーツが食べられることが特徴です。

キリスト教徒圏ではこのように、お正月だから祝うというのでは無く、イエスキリストの誕生日近辺を祝うという感覚が強く、お正月分もクリスマスで盛り上がるご家庭が少なくありません。

アジアの場合はまたちょっと違う?

同じ海外でも、アジア圏の場合は、また違った文化があります。
特に特徴的なのは中国で、おせちこそ無いですが、日本人と同じように、新年を祝う、ど派手なお正月を行なう事が多いでしょう。

31日の大晦日から1月1日にかけて、街全体で花火や爆竹を鳴らしまくり、煙で前が見えなくなるほどになったら新年を迎えるというような地域も少なくありません。
その時期になると街によっては、非常に危険ではある物の、人々が大盛り上がりを見せているでしょう。
日本で言うところの除夜の鐘感覚かもしれませんが、大分趣が異なります。

中国では、お正月には、餃子やまんじゅう、お団子などの料理を初め、日本と同じように、お雑煮を食べて過ごす地域もあります。
家族や親族など身内で皆集まって、カウントダウンをしながら年越しをする傾向があるでしょう。

同じように、韓国や台湾もカウントダウンを行なう風習は同じで、歓呼奥ではトックと言う雑煮風のお料理が作られて、食べられる傾向があります。
アジア圏の諸外国の場合は、お正月と言うよりも、旧正月を祝う傾向があり、少し日本とはずれては居ますが、同じ、お正月を祝う気持ちに変わりは無いと言えるでしょう。

世界各国からも人気が高い日本のお雑煮

日本のお雑煮料理やおせち料理は、その見た目の美しさやかわいらしさ、繊細な美味しさが諸外国の方から受けています。
実際におせちを作ってみるという外国人の方も多く、食べて楽しんでいるという方も少なくありません。
世界からも日本の文化の一つとして大切にされている、おせち料理やお雑煮。
同じ日本国内でも、お雑煮の作り方は大きく異なりますので、それぞれの場所で様々な文化があるといえるでしょう。