どうしておせちにたこ料理を用意するの?

タウリンが豊富に含まれているたこは、おいしいだけでなく栄養素を見ても魅力的な食材です。
いろいろな調理方法がありますが、あなたはどんな料理がお好きでしょうか。

おせち料理のなかにも、たこを使ったものがあります。
おせちに用意される料理には、それぞれ深い意味が込められているのですが、もちろんたこにもあります。
たこは、「多幸」。
つまり、たくさんの幸せがあるようにとの願いが込められているのです。

また、たこには足がたくさんありますが、全部で8本あることをご存知でしょうか。
「8」という数字にも、末広がりという縁起が良い意味があります。
このように、いろいろとうれしい意味があるたこは、おせち料理にぜひとも入れたい食材なのです。

酢だこについて

さまざまなたこ料理がありますが、おせちに入れる場合「酢だこ」が用意されることが多いようです。
たこの味がきりりと引き締まるような酸味が強い味付けが特徴で、好きな方も多いようです。

酢だこは、購入することもできるのですが、自分でつくる場合もそれほど難しくありませんので、ぜひ挑戦してみてください。
自分でつくれば、酸味を自分好みに調整することもできるので、よりおいしく感じられる酢だこをつくることができるでしょう。

酢だこのつくりかたについて

自分で酢だこをつくる場合は、すでにゆでたものを使うのがおすすめです。
ボイルされたものを使用したほうが、手軽につくることができるからです。

用意するのは、たこのほかに、酢、砂糖、塩、だし、しょうゆですが、できれば薄口しょうゆを使ったほうがきれいに仕上がります。
酢、砂糖、水を、3:1:1で用意します。
ほかに、だし、しょうゆを様子を見ながら加え、少しだけ塩を入れてください。
これらをよく混ぜたら、そこに食べやすい大きさにカットしたたこを入れてあえれば完成です。

鷹の爪を少し入れると、味が引き締まります。
おせち料理は、彩りよく見せたいので、きゅうりや大葉などを添えると良いでしょう。
すぐ食べるよりも、少し冷蔵庫で冷やして寝かせたほうが、味がしっかりと沁みておいしく仕上がります。

地域によって異なるおせちのたこ料理

おせち料理に酢だこと聞いて、首を傾げた方もいるかもしれません。
おせちにたこ料理を入れる方は多いのですが、実は地域によって調理方法が異なります。

関東や東北地方では、おせちに酢だこを選ぶ方が多いのですが、関西などでは、酢だこよりもうま煮をつくる方のほうが多いそうです。
うま煮は、柔らかく食べやすいですし、味がしっかり沁みているので、こちらもおすすめのおせち料理だと言えそうです。
たこ料理は、とても奥が深そうです。
ぜひ、いろいろ試してみてください。