よろこんぶとしておなじみの昆布巻き
おせち料理の中でも、非常にだじゃれ要素が強いおせち、昆布巻き。
今年も一年よろこんぶ(喜び)の多い一年にしたいという願いを込めて、おせち料理に入れられています。
そんなついつい寒くなってしまうような料理ではある物の、その美味しさはお墨付き。
甘辛く煮付けられた昆布巻きは、ついつい大量に口に運んでしまうと言えるでしょう。
そんな昆布巻きの材料は、昆布100センチに対して、生干しニシンを3尾、生鮭の切り身を1切れ、かんぴょうを16本になります。
これに、調味料がしょうゆ大さじ3杯、みりん大さじ3杯、更に、酢水用のお酢を大さじ1杯と、お水は5カップです。
出汁が決め手の昆布巻き
まずは、昆布の汚れを綺麗な付近でしっかりと拭き取り、6カップほど水を入れたボウルやお鍋に五分ほど浸してもどしたら、包丁で4等分に切り分けます。
昆布を戻したお水は出汁がたっぷり出ているため、後程利用するように、取っておきましょう。
次に、酢水を用意してかんぴょうをつけておきましょう。
その間に、ニシンをぬるま湯で洗い、1×7センチほどの拍子切りにしていきます。
鮭も皮をむいて、同じように切っていきましょう。
かんぴょうが戻ったら、にしん、鮭を真ん中にして昆布を巻いていき、かんぴょうを巻いて止めて、昆布巻きを作っていきます。
昆布巻きができたら、お鍋に昆布巻きを並べ、上から、昆布の戻し汁とみりんを入れていきます。
沸騰するまで煮込み、沸騰したら、落としぶたをして10分ほど煮込んでいきましょう。
醤油を加えてさらに40分ほど弱火で煮込んで、煮込めたら出来上がりです。
鍋からだして荒熱を冷ましたら、食べやすい大きさにカットしてお皿に盛り付けましょう。
昆布の巻き方が弱いと崩れるので注意!
昆布巻きを作る際には、具材を入れたら、しっかりと巻いていきましょう。
ニシンと鮭がしっかりと巻けていないと、ぽろぽろとこぼれ落ちてしまう可能性があります。
具材の大きさは均等に切ること、整えて具材をおくことも大切なポイントです。
また、重箱に入れる際には、しっかりと荒熱を冷ましてから入れましょう。
巻いている分、中の熱がなかなか冷めず、表面が冷めていても、中側がまだ暖かいという事は少なくありません。
暖かいまま詰めてしまうと、他の具材の傷む原因となりますので、徹底的に冷ましてから、できれば一つ味見をしてみて、判断するようにしてください。
昆布巻きはお酒にもよく合うタイプの料理なので、お酒をついつい飲みたくなるお正月には、おつまみとしてピッタリの料理です。
作る途中の巻き方だけには気をつけて、美味しい昆布巻きを作ってみてはいかがでしょうか。