卵を使わずに伊達巻を作ろう

お正月の御節に欠かせない食材と言えば「伊達巻」です。
伊達巻は巻いた書物に由来している料理で、学問の成長を祈って食べるものでもあります。
ただ、伊達巻は卵を使って作るため卵アレルギーの人は食べることができません。

最近ではこうした人のために、「卵を使わない伊達巻」というものがあります。
卵を使わずに伊達巻のような形に仕上げられた食べ物で、味も伊達巻に近いのが特徴です。
これなら卵が食べられなくても安心して食べることができるため、卵アレルギーのお子さんを持つ家庭にもおすすめです。

しかもこの伊達巻は、家で作ることができます。
レシピが分かれば誰でもできるため、ぜひチャレンジしてみてください。

卵を使わない伊達巻を作るのに必要なもの

卵を使わない伊達巻を作るには、まずかぼちゃが必要です。
ここからは全て4~6人分の量を示しますが、かぼちゃは80gほど必要です。
このとき、皮は除いておく必要があります。

次に、じゃがいもも必要です。
かぼちゃと同じく皮を剥きますが、その際芽の部分は包丁の端で取っておいてください。

さらに小麦粉も必要です。
ふるったものを40g用意しましょう。
分量は目分量ではなく、測りを用いてしっかり計測した量を用意するようにしてください。

無調整の豆乳も120g必要となります。
豆乳は伊達巻を良い味に仕上げるのに重要なアイテムとなります。

次に、砂糖が10g必要です。
伊達巻は優しい甘みがおいしさの秘密のため、味をより伊達巻に近づけたい方は必ず入れるようにしましょう。

最後に、醤油を6g、サラダ油を少々用意します。
サラダ油も醤油も自宅にあることが多い調味料ですが、年に一度の御節のために少々グレードアップしたものを用意してもいいかもしれません。

卵を使わなくても、おいしく仕上がるレシピ

必要なものを準備したら、まずはかぼちゃとじゃがいもを茹でます。
茹で終えたら、裏ごししながら小麦粉と豆乳、調味料各種を馴染むように混ぜていきます。

混ざったらその生地をフライパンに入れて、焼き加減を見ながら焼いていきます。
このとき、焼きすぎると伊達巻のふんわりとした食感がなくなり、固くなってしまいます。
柔らかさを見ながら、しっかり火が通るくらいの加減を見極めましょう。

最後に焼いたものを巻いて、伊達巻の形に仕上げます。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れれば簡単にできるようになる料理となっています。
卵を利用して作った伊達巻とそん色ない仕上がりになりますから、機会があればぜひ食べ比べをしてみてください。

明るい色味の伊達巻は、御節料理の中からはなかなか外したくない一品となっています。
アレルギーに悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。