赤ちゃんの離乳食をお節で用意する
最近では日本の風習を大事にしようという考えを持っている人が増えています。
その中の一つとしてきちんとお節を食べようと考える人も多いです。
おせちはもともとは年神様へお供えした料理でしたが、今では家族の幸せを願う縁起物になっています。
一つひとつの食材に意味があり、そのため一年を無病息災で過ごせるようにということできちんとお節を食べたいと考えるのです。
しかしおせちには赤ちゃんが食べられるものはほとんどなく離乳食を別に用意する必要があります。
日持ちをするように味を濃いめにしてつくられていますし普段食べないものも多いですから取り分けて赤ちゃん用のものを用意するのは少し無理があるのです。
そこで赤ちゃん用にお節を用意するとなると完全に別に用意することを考えておく必要があります。
せっかくのハレの日ですから赤ちゃんにも縁起の良いものを食べさせたいものです。
そこでここでは赤ちゃん向けのおせちを作るコツを紹介していきます。
おせちに使われている食材の色と意味
お節に使われている食材は色によっていろいろな意味を持っているので赤ちゃん向けのおせちでも色を考えることが必要です。
例えば赤は魔除け、白は洗浄、紅白はお祝い、黄色は金運といった意味があります。
そこで赤ちゃん向けのお節を作る際にはこれらの色を上手に入れることが大切になるのです。
生後半年から一歳半までには食べられる食材にも制限があります。
そこで離乳食の年代の赤ちゃんでも食べられるものからこれらの色を用意することが必要です。
例えば黒いものを用意する場合、生後半年からノリを食べることはできますが、黒豆は生後1年以降に食べるのが適しているといわれています。
そのため黒い食材を使う際には赤ちゃんの月齢と他の食材とを加味して適切なものを選ぶようにするとうまくまとめやすいです。
ただ、黒豆はすでに味がついているものは赤ちゃんには味が濃いので皮をむいて湯がいて味を薄める必要がありますし、ノリも添加物がついているものや味付きのものは赤ちゃんには不向きなのでノリの種類も選ぶ必要があります。
また、赤ちゃん向けのおせちを作る際にはアレルギーにも注意が必要です。
日ごろの食事で好き嫌いがわかっている場合にはせっかくなので赤ちゃんがおいしいと思いながら食べられるように赤ちゃんの好きな食べ物を選んで作るほうがきちんと食べてもらえます。
もしもアレルギーや好き嫌いでおせちに使いたい色がそろえられないという場合には食器や飾りを活用して補うようにして無理に食材を用意しようとする必要はないです。
あまりにも頑張りすぎると食材を探してくるのにも苦労しますしかなりの手間を要します。