シニアもおせちを食べたい

シニアになって食事制限が出てきたり歯の調子によって食べられるものが限られたりしてもやはりおせちは食べたいものです。
若い人はあまり魅力を感じないメニューも多いですが、おせちに入っているメニューの多くはシニアは好む味付けのものが多いですし、何よりも年中行事を大切にする人も多くいます。

しかし、おせちは日持ちさせるために味付けが濃いものも多いですし、ゴボウやレンコンなど固い食材も多いです。
そこで噛む力や飲み込む力が衰えている人、塩分が多いものを食べられない人はおせちは食べられないものが多くあります。

とはいえおせちはきちんと意味があるものですし縁起物でもあるのでせっかくならば食べさせてあげたいと思うものです。
そこでここではシニアでもお節を食べられるようにするためのコツを紹介していきます。

シニアでも食べられるおせち

最近ではシニアでもお節を食べられるよう、シニア向けお節を販売している業者が増えており、そういったものであれば柔らかいのでシニアでも食べることが可能です。
固さとしては歯茎で潰すことができる程度のものになっているので歯が弱い人でも食べられますし胃腸への負担も少なくなっています。

また、塩分量が調整されているものもあり、そういったものはカロリーや塩分計算が必要な人でも安心して食べられるものです。
かまぼこも塩分が控えめですしカロリーを抑えるために甘めのものもきちんと工夫がされています。

これらのおせちの多くはきちんと管理栄養士や看護師、介護現場の職員の意見を反映させているのできちんと安心して食べられるように工夫されておりあんしんして食べられるものです。
もちろん自宅で作るお節を特別に柔らかめに調理をしたり味付けを薄めにしたりして取り分けることもできますが、かなりの手間がかかります。
そのため一人分のおせちをこういったシニア向けのもので用意をしておくと手間は大幅にカット出来て楽に用意が可能です。

自分でシニア向けのおせちを用意する

せっかくならばシニア向けのおせちを自分で用意したいという人も中にはいるものです。
やはり一人分だけ購入したおせちを用意をすることはかわいそうに思う人もいますし、自分で選んだものを使う方が素材の安心感もあります。

そこで自宅でシニア向けのおせちを作る際には取り分けて作るのはもちろんですが、縁起のいい色を使ったりアレンジメニューを入れたりして同じおせちをたべられるよう工夫するのも一つの方法です。
皆で同じものを食べたいという場合には、少しいつものおせちにアレンジを加えるようにしたりお煮しめも介護食向けに薄味に仕上げたりして皆で同じものを食べるようにすれば手間を最小限にすることができます。