韓国のお正月について
お隣の国韓国では、旧正月にお祝いします。
遠方で生活している人も実家に帰省するため、人の移動も多くなり、あちこちで混雑が見られるのだそうです。
高速道路や、駅なども多くの人でいっぱいになります。
旧正月はソルラルと言い、その少し前から準備が始められます。
親しい方へのプレゼントを購入したり、「茶礼」の準備をしたりします。
プレゼントとして用意される品は、日本と同じように食べ物なども多く、カルビセットなども人気があります。
また、このほかにもいろいろなものが選ばれるのだそうです。
茶礼とは、儀式の一つです。
茶礼床と呼ばれる、お供えのための特別なメニューを用意するのが一般的です。
また、日本では、お正月にお年玉を渡す習慣がありますが、韓国でも同じような習慣があります。
「セベットン」と呼ばれるものがそれにあたるのですが、韓国でもセベットンを楽しみに子どもたちは待っているのだそうです。
韓国の旧正月では、親戚などに挨拶をしてまわる習慣があります。
そのため、この時期を忙しく感じる方も多いのだそうです。
お正月に食べるものとは?
韓国のお正月では、日本と同じようにおもち料理も食べられます。
ただし、このおもちは日本のもののように伸びるタイプではなく、モチモチとした食感があるのが特徴です。
牛肉などのだしがきいているのが特徴で、薄くスライスされたトックがたくさん入った、お雑煮のような料理です。
その形が小判にように見えるのですが、これには、長寿の意味があるのだそうです。
ほかにも、いろいろなごちそうが用意されます。
ジョン、チャプチェなどは、多くの家庭でつくられる料理の一つです。
また、豆腐が入っているのが特徴の、韓国式の餃子が用意されることもあります。
ほかにも、各家庭でさまざまな料理が用意されます。
新暦の正月の過ごし方とは?
韓国では、新暦のお正月も特別な日です。
大みそかは、除夜の鐘をついたり、1月1日には初日の出を見るといった習慣もあります。
街も賑わいを見せ、イベントなどが開催されることもあります。
セールもおこなわれるため、買い物を目当てに多くの人たちがお店に集まります。
また、年末は、日本のように忘年会などもおこなわれ、みんなでお酒を楽しみます。
ただ、最近では、会社などで大勢の人が集まってお酒を飲むよりも、気の合う数人でお酒を楽しみたいと考える人も増えてきているとも聞きます。
日本でも、会社の忘年会などのお酒の席に抵抗を感じる方も多いと聞くので、その点は同じなのかもしれません。
韓国料理でお酒を味わう
韓国と言えば、おいしいグルメが魅力の国でもあります。
焼肉が有名ですが、このほかにもいろいろな料理がありますので、ぜひいろいろ試してみてください。
好きなアルコールと一緒に、ゆっくりと食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。