御節は食材の切り方で大きく変わる

御節を家で作ることもあると思いますが、上手く御節料理を作るには、味だけでなく切り方を考えることも大切です。
味付けがとても美味しいとしても、食材の切り方で見た目が大きく変わります。
御節は新年を祝うためのものなので、見栄えが良いほうがより楽しめます。

ただ、いざきれいに切ろうとしても、上手く切れなかったり、思ったほど見栄えがしなかったりすることもあります。
切り方にはコツがあるため、ポイントをきちんと押さえておくことが大切です。
ここで紹介する方法で、新年のためにしっかりと御節を準備しましょう。
なお、タイトルを見て「何の切り方だろう」と思う人もいるかもしれませんが、今回は食材の切り方について紹介します。

かまぼこと野菜の切り方を覚えよう

御節料理に欠かせない食材として、かまぼこや野菜があります。
これらの切り方を覚えておくと、自宅で御節を作るときに役立ちます。

まずかまぼこは、「飾切り」という切り方で切ります。
これはかまぼこを薄く切り、花のような形に整える方法です。
かまぼこを切ったら、弾力を利用して花をイメージしながら丸めましょう。
見た目はとても華やかながら、やってみると意外と簡単に作ることができます。

次に野菜ですが、野菜も飾切りをすることができます。
にんじんを使う場合、まずは適度な厚みに切ります。
そして花をイメージしながら、にんじんの外側を切っていきます。
最後に切れ込みを入れて味が染みやすくすれば完成です。

飾切りができるようになると、御節がぐっと華やかに見えるようになります。
慣れないと最初は難しいかもしれませんので、普段の料理で練習して慣れておきましょう。

きれいに切るためには、包丁も大切

御節に使う食材を切るためには、包丁も大切です。
包丁の切れが良くないと、正しい切り方をしても綺麗に見えません。
手持ちの包丁の切れ味を、1度確認してみましょう。
普段の食事を用意するときに、「断面が綺麗に切れるか」「歯が欠けていないか」などをチェックすると良いです。
安い包丁だと、長く使っていると切れ味が落ちることがあります。
高級な包丁ほど良く切れるのは間違いありませんが、ずっとそのまま使うのではなく、お手入れも大切です。

また、包丁を研いでおくことも大切です。
包丁を研ぐと切れ味が蘇り、いつも使っている包丁が生まれ変わります。
包丁の研ぎ機はホームセンターや雑貨店などで購入できるため、見てみるのもおすすめです。

ただ、包丁だけにむやみとお金をかけるのはおすすめしません。
御節料理は食材にお金がかかることも多いため、自分の予算と相談して購入する包丁を決めましょう。
以上のことに気をつければ、あなたが作る御節はさらに良いものになるはずです。