錦玉子の由来を理解しておく
錦玉子を作る前に、その由来を知っておくようにしましょう。
何故かと言うと、御節料理には一品一品御節料理に選ばれた由来があり、それらを知っておくとお正月をさらに楽しむことができるためです。
何となく毎年のことだからと正月を過ごす人は多いですが、御節料理の食材の由来を知っておけばお正月に対する意識は多少変わるはずです。
よりお祝いの気持ちを持って過ごすと、これからの生活にもプラスになることがあるかもしれません。
そんな御節料理の一品「錦玉子」ですが、この錦は「二色」という言葉と掛けられています。
卵にはご存知の通り、黄身と白身があります。
この2つが二色の色を織り成し、錦織のように見えることから錦玉子という名前が付けられました。
錦織は高級で立派な織物の名称であり、その名の通り正月のお祝いにぴったりとなっています。
比較的簡単にできるため、自分で作ってみるのもおすすめです。
ただ、少々コツが必要なため最初は上手く作れないかもしれません。
特に普段あまり料理をしたことがないと、いざ作ろうとしても味が良くなかったり、見た目が悪くなったりしてしまうことがあります。
そんな方でも作り方を事前にしっかり知るだけで成功する可能性は上がるため、前もって押さえておきましょう。
錦玉子を作るときの材料
錦玉子を作るときに必要なものとして、まず卵10個が必要となります。
これは4人分の量のため、御節を食べる人数に合わせて調節しましょう。
2人分を作る場合は半分の5個が必要になりますし、3人分を作るときは卵3.3個分になります。
この場合は大きめの卵を3個使うなどで調節するといいでしょう。
次に用意するものは、砂糖80gです。
砂糖であれば特に指定はないため、自宅にあるものをそのまま使用しても十分ですし、御節料理のために多少良いものを購入してもいいかもしれません。
最後に、塩を小さじ半分程度用意します。
錦玉子を作るための材料は実はこれだけで良く、意外とシンプルだと驚いた人もいるかもしれません。
しかし錦玉子は奥が深く、作る人によって味に差が出ることもあります。
慣れてきたら顆粒だしを加えるなどしてアレンジしてみるのもおすすめです。
錦玉子を作るときの手順を紹介
錦玉子を作るときには、まず卵を固ゆでにします。
殻を剥いてから黄身と白身を分け、黄身を裏ごしします。
これに砂糖と塩を混ぜ、容器に白身と黄身を入れます。
ここからラップをして10〜15分ほど蒸し、その後常温で冷まします。
これで出来上がりですが、保存するときはそのまま常温で放置するのではなく、冷蔵庫に入れておきましょう。
以上で錦玉子は出来上がりです。
少ない材料で作り方も分かりやすいため、初心者でもマスターしやすい料理と言えます。
正月にあるととても喜ばれるため、ぜひ作れるようになって家族などと一緒に楽しんでください。