御節に出る家庭もあるかもしれないですが、出ない家庭もあるお煮しめの炊き込みご飯について説明をしていきます。
具材がかなり多く、御節の料理との相性もそこまで悪く無いご飯物の1つです。
お煮しめの炊き込みご飯の作り方
お煮しめの炊き込みご飯の材料ですが、2人分となります。
お米1合、もち米1/2合、鶏もも肉1/4枚、サヤインゲン4~5本、塩少々、出汁250mlと、お煮しめを適量です。
調味料が酒大さじ1.5、みりん小さじ2、薄口しょうゆ小さじ1.5となります。
材料に関しては、入れる具材によって異なりますので、別のものを入れてみるのも良いでしょう。
例えば竹の子、椎茸などを入れても良いです。
お煮しめの炊き込みご飯の作り方です。
米、もち米を合わせて水洗いをしておく。
お煮しめの汁気をきって、小さく刻みます。
鶏もも肉も小さく刻み、サヤインゲンの軸側を切り落とします。
その後に塩を入れた熱湯で茹でて水に取り、粗熱をとってから水気を切ります。
そしてある程度の大きさにサヤインゲンを切る。
炊飯器の容器にお米と酒、みりん、薄口しょうゆを入れて普通に炊く時の水の量まで出汁を入れる。
刻んだお煮しめと鶏もも肉入れて炊飯器のスイッチを入れる。
炊きあがったら蒸らしてからしゃもじで余分な水分を飛ばすように混ぜます。
最後にサヤインゲンを入れて器によそうことで完成です。
御節の料理の活用法と歴史
お煮しめの炊き込みご飯ですが、実は他の御節の具材で作ることが出来るため、残り物を入れて簡単に作ることが出来ます。
故に、お煮しめの炊き込みご飯は綺麗に御節を食べることが出来るリーサル・ウェポンです。
ただし、御節の料理によっては甘いモノが多いため、そこら辺に注意が必要です。
少しお煮しめの炊き込みご飯が甘くなることがありますので注意しましょう。
それと、大きな料理は細かく刻んで入れることで問題を解決することが出来ます。
炊飯器と一緒にいれないで、あとで添えるなどをすることで問題なく食べることが出来る場合もありますので、工夫して作りましょう。
炊き込みご飯の歴史ですが、大体奈良時代から平安時代に見られたというのがあります。
当時、米自体がそこまで多く取ることが出来ず、節約のために様々なものを入れて作ったのが炊き込みご飯となります。
少量のお米に炊き込んだご飯として「糅飯(かてめし)」と言われていました。
ちなみに、栗だけのものが炊き込んでいたことがあり、それが栗ご飯の原型とされています。
江戸時代に炊き込みご飯が発展しており、エンドウやネギ、竹の子などを一緒に炊き込むことが多くなり、現在のようないろいろと入れても問題ない状態になりました。
今なら炊飯器に入れることで一緒に炊き込むことができるので味の調整などをすれば簡単に作ることが出来るでしょう。