変わり種として

日本古来の御節料理は、お正月の定番ですが、毎日、同じものを食べているとやはり飽きてしまいます。
御節料理に飽きてきたら、「洋風御節料理」を作ってみるのも面白いでしょう。

最近の若い女性は、昔ながらの御節料理の作り方を知らないという人が多いのが現状です。
そんな人たちにとって、「洋風御節料理」は作り易く、楽しんで作ることが出来るのではないでしょうか。

御節料理は、「今年もよい年になりますように」という願いをこめて作られるものなので、縁起のよいとされる食べ物が詰められています。
そして御節料理は特別な食べ物なので、豪勢に、華やかに作られます。

御節料理は、地方によって入れられる料理が異なり、味付けも異なります。
例えば、「お雑煮」を見ても、その土地によって味が異なります。
従って、「洋風御節料理」があっても良いのではないでしょうか。

洋風御節の食材

「洋風御節料理」には何を入れたら良いでしょうか。特に、決まりはないので好きな食材を入れましょう。
中に入れるものは、「ローストビーフ」や「フライドポテト」など、普段の御節料理では食べることが出来ないものが喜ばれるでしょう。
クリスマス料理としても定番ですが、お正月のお節料理としても、立派にその役目をはたしてくれます。

日本の御節料理では重箱に入れる料理の数を奇数にするのが一般的なので、「洋風御節料理」でもそれに倣いましょう。
重箱に詰められていて、縁起のよいものが入っていれば十分です。
そう言えば、一昔前に「おせちもいいけどカレーもね」というCMがあって、大ヒットしましたね。

洋風御節の意味合い

「洋風御節料理」を準備することによって、何を得ることが出来るか考えてみましょう。
最も大切なことは、その「洋風御節料理」を食べることで皆が喜ぶことが出来るということです。

大人にとっては昔ながらの御節料理は懐かしくて美味しく感じますが、子どもには、あまり人気がないのではないでしょうか?
「洋風御節料理」にすることによって、子供も喜んで食べることが出来ます。
一般的に、子供たちは洋風の食べ物を好む傾向があります。

またお正月には、お酒を飲む機会が増えますが、日本酒よりもワインなどの洋酒を好む人もいます。
従来の御節料理とワインなどのお酒は、相性が良いとは言いがたいです。

ローストビーフやフォアグラといった食材が、市販の洋風御節に用いられることが多いのには、そのような理由もあるのかもしれません。
市販の御節料理は高価なものが多いですが、洋風御節も同様に高価なものが売られています。

高級な食材が使われることも多く、キャビアやフォアグラ、ロブスター、高級な牛肉などが入っているものが市販されています。
また、高級食材が重箱に詰められた洋風御節を1年の始まりに食べることも、お正月の一つの形として定着しつつあります。